当前位置:首页 > 易经术数 > 正文

2023年の干支「癸卯(みずのとう)」にはどんな意味がある?

2023年の干支「癸卯(みずのとう)」にはどんな意味がある?

2023.09.20

年贺状を准备する季节になるとよく交わされるのが「来年の干支は何だっけ?」という会话ではないでしょうか。

「干支」と言えばおなじみの动物たちを思い浮かべますが、この「干支」の正しい由来や意味について考える机会は少ないかもしれません。

ここでは、意外と知られていない干支にまつわる伝説や由来、そして2023年の干支である「癸卯(みずのと・う)」について説明します。

记事の监修者

中 川 越 〈なかがわ・えつ〉

プロフィール

1954(昭和29)年 东京品川生まれ。手纸文化研究、コラムニスト、イラストレイターとして幅広く活跃。

古今东西、有名无名を问わず、各种手纸に取材し、手纸の在り方、表现の工夫、コミュニケーションの本来について、日々探求を続けている。

中川越 ホームページ

目次

「干支(えと)」とは何を指す?

「干支(えと)」=「十二支」と混同されがちですが、実は干支とは、十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の组み合わせによって成り立っているものです。

私たちが通常使う「ねずみ」や「うま」などの动物名は、十二支のほうを指しており、正確にはそれだけでは「干支」とは呼べません。

十二支とは

十二支は、纪元前の中国で暦や时间などを表すために使われ始めたといわれています。

わかりやすくするために、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)と动物が当てはめられるようになりました。

十干とは

一方、十干は十二支に比べるとなじみが薄いかもしれませんが、もともとは1から10までを数えるための言叶です。

「甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)」の10种类があります。

十二支と十干の组み合わせ=「干支」

この十二支と十干を合わせたものが、「干支」です。十二支と十干の组み合わせは、全部で(12と10の最小公倍数の)60通り。

つまり干支は60年で一巡りすることになります。

60歳が「暦が还る=还暦」と呼ばれるのは、そのためです。

2023年の干支は「癸卯(みずのと・う)」

2023年(令和5年)の干支は、「癸卯(みずのと・う)」にあたります。

この「癸卯」はどのような成り立ちなのでしょうか。

「癸(みずのと)」とは

前出したように、十干には「甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)」の10种类があります。

十干とは別に、古代中国では、万物は「阴」と「阳」の2要素に分けられるとする阴阳(いんよう)説と、そして同様に万物は「木」「火」「土」「金」「水」の5要素から成るという五行(ごぎょう)説の思想がありました。

日本では十干と阴阳五行説を组み合わせ、独自の読み方を形成しました。

ちなみに日本では阳=兄(え)、阴=弟(と)と见立てています。

「癸(みずのと)」もその1つで、「五行の水(=みず)、阴阳の阴(=と)」となるわけです。

十干-阴阳/五行-日本の読み方の関係

「卯年」の由来や意味

うさぎは、安定感があり縁起の良い动物とされています。

月と縁があり「ツキ」を呼ぶ、満月が金运につながる、多产で子孙繁栄につながる、ぴょんぴょん跳ねて飞跃や成长を遂げる、そんな多くのポジティブなイメージで语られるのがうさぎです。

古代中国では、こうした十二支の动物が、その年の人々の様子に反映されると信じられてきました。つまり、うさぎ年は、繁栄や、ラッキーな飞跃の年になると期待することができるのではないでしょうか。

2023年の十二支「卯(うさぎ)」にちなんだ言叶

年贺状には2023年の十二支「卯(うさぎ)」を盛り込みたいものです。

たとえば、うさぎにちなんだ成语などを取り入れると、ちょっと洒落た感じになるかもしれません。

兎の上り坂

うさぎは前足より后足が长く、特に坂道を駆け上がることが得意と言われています。

そのため、「兎の上り坂」とは、得意な分野で力を発挥できること、条件に恵まれてとんとん拍子に话が进むことなどを指します。

兎の上り坂のごとく

「兎の上り坂のごとくご活跃をお祈りします」「兎の上り坂のような1年になりますように顽张ります」など、使ってみると良いのではないでしょうか。

兎走乌飞(とそううひ)

中国古代の伝説では、月には兎が、太阳には乌が住んでいるとされてきました。

太阳と月が毎日目まぐるしく动くことから、兎走乌飞は「歳月が慌ただしく过ぎること」を指すようになったと言われています。

「兎走乌飞のように过ぎる1日1日を大切にしていきたいです」「兎走乌飞のごとく过ぎた昨年を振り返り决意を新たにしています」など、万感の思いを込められそうです。

2023年の「卯年」におすすめの年贺状

縁起が良く、见た目が可爱らしいうさぎは、ぜひ年贺状にも上手に取り入れたいもの。

うさぎのイラスト入り年贺状

うさぎのイラストは、ぬいぐるみのように可爱いものから、动きだしそうなほどリアルなもの、さらには鸟獣戯画をモチーフにしたようなユニークなものまで、多くのバリエーションがあります。

さらに、キュートなイメージを出したいならカラフルに、大人っぽくしたいときはモノトーンにと、色使いでもかなり雰囲気を変えて见せることができるでしょう。

うさぎをあしらいつつ、写真をメインとした年贺状

ご自身でセレクトした写真をメインとしたい场合には、周囲をうさぎが囲んだフレームや、ワンポイントのうさぎのキャラクターなどを使ってみてはいかがでしょうか。

写真、イラスト、キャラクターなど、うさぎを活用した様々なデザインを楽しんでみてください。

毎年送る年贺状だからこそ、干支の意味をしっかりと理解しておきたいものですよね。2023年の干支については上记を参考に、ぜひ年贺状などにも活用してみてください。